賃貸の退去連絡は一律に何ヶ月前と決まっているわけではなく、まず自分の賃貸借契約書にある解約予告期間を確認します。
居住用では1ヶ月前の契約も見られますが、2ヶ月前などの定めや、書面の到達日を通知日とする手続きもあります。
この記事では2026年8月14日時点の公的情報を基に、退去希望日から逆算する確認手順を整理します。
契約書で解約予告期間など5項目を確認する

契約書、重要事項説明書、入居者向け案内を開き、次の五つを同じメモへ写します。
- 解約予告期間が何ヶ月または何日前かを確認します。
- 通知先が貸主、管理会社、専用窓口のどれかを確認します。
- 電話、書面、Webフォームなど指定された方法を確認します。
- 発送日、到達日、受付完了日のどれが通知日になるかを確認します。
- 短期解約違約金、更新日、解約月家賃の日割り有無を確認します。
国土交通省も、退去や解約には申し入れ時期や条件について一定の手続きが必要であり、契約内容を確認するよう案内しています。
期間の定めがある普通借家、定期借家、法人契約などで条件が異なるため、一般論だけで日付を決めません。
退去希望日から逆算して通知と立会いを進める

退去希望日から解約予告期間を戻した日より前に、契約書確認と管理会社への事前照会を済ませます。
例えば2ヶ月前予告なら、ちょうど2ヶ月前まで待たず、提出方法の確認と書面準備をさらに早く始めます。
月末解約しか選べない契約や、解約通知の撤回を認めない手続きもあるため、新居が未確定の段階では条件を先に問い合わせます。
- 退去希望日と解約日が同じになるかを管理会社へ確認します。
- 指定方法で解約通知を送り、受付番号、返信メール、書面の控えを保存します。
- 立会い日、鍵の返却方法、残置物をなくす期限を決めます。
- 電気、ガス、水道、通信、保険、駐車場の停止日を別に確認します。
- 新居の契約開始日と旧居の解約日を並べ、二重家賃と引っ越し作業日を見積もります。
引っ越し全体は引っ越しでやることチェックリストに重ねると、住所変更やライフライン手続きを忘れにくくなります。
退去時の清掃と原状回復の負担は同じ話ではないため、賃貸の退去時の掃除範囲も分けて確認してください。
連絡が遅れたときは解約日と費用を確定する

連絡が予告期限を過ぎた可能性があるときは、荷物を運び出す日ではなく、契約上の解約日を管理会社へ確認します。
すでに引っ越し業者を予約していても、部屋を明け渡した日と賃料負担が終わる日が一致するとは限りません。
請求の説明を受けたら、契約条項、計算期間、単価、消費税、精算予定日を分けて記録します。
国土交通省の民間賃貸住宅に関する相談対応事例集は、事前告知の扱いが契約内容によることや、標準契約書の考え方を紹介しています。
- 不足期間分の家賃が発生するかを金額と日付で確認します。
- 短期解約違約金が別に定められていないかを確認します。
- 解約月の家賃が日割りか月割りかを確認します。
- 口頭連絡だけで受理されていない場合は、指定方法で直ちに手続きを完了します。
- 契約条項の意味や請求に疑問があれば、管理会社、消費生活センター、法律専門家へ相談します。
退去連絡をしただけで、新居の契約が確定するわけではありません。
反対に、新居の申込みだけで旧居を急いで解約すると、入居審査や契約日程の変更で住む場所が重ならないおそれがあります。
旧居と新居の担当者へ同じ日程表を見せ、未確定の日付を確定済みとして扱わないことも大切です。
次の賃貸を探す場合は、旧居の解約条件を確定した後に、仲介手数料0円のお部屋探しで候補と初期費用を相談できます。
最初に契約書の五項目を読み、通知の証拠を残し、解約日と費用を書面でそろえることが退去準備の基本です。



