賃貸で害虫を見つけたら、一匹だけか建物側の侵入経路があるかを自己判断せず、安全確保と記録を先に行います。
ハチ、シロアリ、繰り返す発生、共用部からの侵入、設備の隙間や漏水が疑われる場合は、駆除業者へ直接依頼する前に管理会社へ連絡します。
費用負担は害虫の種類、発生原因、建物の状態、入居者の管理、契約内容で変わるため一律には断定できません。
2026年8月24日時点の公的・業界団体情報を基に、連絡と確認の順番を整理します。
危険を避けて種類・場所・頻度・侵入経路を記録する

刺す、毒を持つ、衛生上の危険がある害虫には近づかず、子どもとペットを別室へ移します。
無理に捕まえず、室内の安全な位置から種類、大きさ、発生場所、時刻、匹数、動いた方向を写真や動画で記録します。
- 水回り、窓、玄関、配管貫通部を確認します。
- 一度だけか同じ場所で繰り返すか記録します。
- 共用廊下やごみ置き場の状況も確認します。
- 羽、ふん、食害、木くずなどの痕跡を残します。
- 漏水、結露、異臭など同時の異常を記録します。
薬剤を使う場合は表示と換気条件を確認し、複数製品を混ぜたり、火気の近くで噴霧したりしません。
漏水や湿気が発生源に関係しそうな場合は、賃貸の水漏れ時の連絡手順も使って止水と設備報告を分けて行います。
シロアリやハチの巣など建物へ影響する可能性がある場合は、痕跡を掃除する前に管理会社へ共有します。
体調不良や刺傷があれば駆除より受診相談を優先し、害虫の写真や使った薬剤名を医療機関へ伝えられるようにします。
管理会社へ事実を伝え自己手配前に対応範囲を確認する

管理会社へは物件名、部屋番号、発見日時、害虫の特徴、場所、頻度、被害、応急対応、写真を伝えます。
個人で業者を呼ぶ前に、指定業者の有無、現地調査、共用部確認、薬剤使用、費用の承認手順を聞きます。
- 緊急性と折り返し予定時刻を確認します。
- 貸主や建物管理者への共有方法を確認します。
- 調査対象が専有部だけか共用部も含むか確認します。
- 見積承認前に作業を始めない条件を確認します。
- 入居者が行う清掃や保管改善を確認します。
全日本不動産協会広島県本部の相談資料も、ネズミやシロアリの費用は建物構造、発生原因、借主の管理状況などで判断が変わる考え方を示しています。
そのため貸主負担、借主負担と先に決めず、契約書、原因調査、承認された作業範囲をそろえて判断します。
管理会社の返答がない場合は、連絡日時と内容をメールで残し、契約書に記載された貸主や緊急窓口へ順序を守って連絡します。
排水設備の異常もある場合は、賃貸のトイレ詰まり対応を参考に設備業者と駆除業者の役割を分けます。
駆除後は侵入経路・再発・費用の根拠を記録する

業者へ依頼するときは、出張費、調査費、薬剤、施工範囲、追加料金、再訪、保証、キャンセル条件を作業前の見積書で確認します。
消費者庁の注意喚起は、ウェブ広告で低額に見せながら訪問後に高額なゴキブリ駆除料金を請求する事例を紹介しています。
- 総額と追加条件を作業前に書面で確認します。
- 不安をあおられてもその場で高額契約を急ぎません。
- 管理会社の承認番号や担当者を記録します。
- 作業箇所と使用薬剤を報告書で受け取ります。
- 再発時の連絡先と無償範囲を確認します。
駆除後は食べ物とごみの密閉、排水口、換気、結露、配管周りの隙間を見直します。
建物側の穴や共用配管へ自己判断で充填材を入れず、消防設備、換気、点検口を塞がない方法を管理会社へ確認します。
再発したら最初の写真、作業報告書、請求明細、再発日時を一式で共有し、追加調査の対象を決めます。
害虫の種類を誤認することもあるため、駆除方法と費用を決める前に、現物写真や専門家の同定結果を残します。
一度の駆除で終わらせず、管理会社と点検日を決め、専有部と共用部の両方で再発の有無を確認します。



